4月5日(金)

seminar

免疫バランスの破たんと病気の関係

国立研究開発法人理化学研究所 生命医科学研究センター
チームリーダー
藤井 眞一郎 先生

1990年熊本大学医学部卒、血液内科医として、白血病の骨髄移植に携わっていた際に、免疫の重要性を痛感した。大学院、海外留学中(ピッツバーグ大学、及びロックフェラー大学)に樹状細胞を中心としたがん免疫研究を進め、現在まで一貫してがん克服に向けた免疫療法の研究を行っている。

 

4月5日(金) 15:30~16:30

会場:健康未来ステージ

 
われわれの身体は、細菌やウイルスなどに感染しても簡単には病気にならないように守られています。これを一般には抵抗力と呼んでいますが、実際には異物を非自己として認識し、排除する「免疫」の仕組みを持っているからです。ウイルスの場合と異なりがんの場合は、自己の細胞由来であるため、免疫から攻撃を受けないようにしながら“悪性”細胞として増殖するので、厄介になる訳です。一方、この外敵を攻撃するはずの免疫細胞が、自身の細胞を非自己として攻撃し、正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応することもあります。自己免疫疾患は、このような場合に起こる疾患です。免疫系による自己と非自己の区別の仕組みと疾患との関係を一緒に考えてみましょう。